飲食業を通じて伝えたいこと③

連載3回目となりました。お付き合い頂きありがとうございます。

前回は高校3年生の筆者が回転寿司屋を辞めオープニングスタッフとしてとんかつ屋さんで働き始め、人生の進路を決める時期を迎えます。「飲食」に対して志高く初めの1歩を踏み出す…(後編)です。

前回の重要ワード「挨拶」を覚えてますか?実践してみましたか?
「思考を変われば、言葉が変わる。
 言葉が変われば、行動が変わる。 
 行動が変われば、習慣が変わる。」
私の好きな言葉です。習慣が変わったあなたの周りの人が少し、心を開いてくれるかもしれません!
先ずは、「意識すること」から始めてみましょう。

話をストーリーに戻します。
アルバイトを経験して料理の楽しさ、接客の楽しさ、スタッフとの人間関係を築く楽しさ、働くことの楽しさを知り「飲食の世界」で生きていこう!と決めました。
飲食の世界と言っても当時は調理師の専門学校くらいしか進む道を知らず、今となってはもっと下調べをしておけばよかったと思います。
さて、問題です。結果的に調理師専門学校に入学し卒業出来ましたが、なぜ下調べをしておけばよかったと思ったのでしょうか?



卒業すると大体は、キッチンスタッフとして、有名なホテルやレストランに就職します。そこは厨房の世界。筆者は、アルバイト経験で感じた料理の楽しさ、接客の楽しさ、スタッフと人間関係を築く楽しさ、働くことの楽しさを仕事にしていきたいと思ったわけですが。
「美味しい料理を作ってお客様を喜ばせたい!」という気持ちと逆に現実は、「厨房からお客様の顔が見えない!」という事実が立ちはだかりました。笑(例外はあります)

そりゃあそうですよね。
調理師学校は調理師免許を取得し、料理人として料理を作るお仕事です。
「接客」の方が好きだと思った筆者。
答えは「サービス接遇やホテルビジネス専門学校」があることを後に知ったのでした(‘Д’)

そんな中、筆者はアルバイトをキッチンではなくホールスタッフとして働き始めます。
居酒屋やダイニングバー、ダーツバーなど全てホールスタッフとして働きました。
特にダーツバーでの経験は社会人へ成長していく上で大事なことを教わりました。
その思いが仕事の根幹と言っても過言ではありません。

その大事なこととは…
私が働かせてもらったダーツバーは対面でのスタッフ間コミュニケーションはほぼ無く、全てインカムで会話を行います。一階と地下一階の構造だった為、お客様の入退店、ダムウェーター(お皿やグラスを運ぶ小さなエレベーター)の上げ下げの情報共有。ウェイティングのお客様の情報やリセットの報告。休憩回しの指示など。
フロントからは見えないホールやキッチンがどういう風に動いているか。それを考え動くこと。
つまり、「相手が何を求めているかを考え行動すること」でした。

フロントからは見えないホールやキッチンがどういう風に動いているか。
どうしたら相手が指示を出しやすく、周りが動きやすくなるか。
それを目で見て頭で考え動くこと。
「目配り、気配り、心配り」です。接客に置き換えれば「お客様を観察し、何を求めているかを考え、思ったことを実践してみる」です。
例えば、入り口で入ろうかどうか考えている方がいて(目配り)、
どうしたら入ってくれるか考え(気配り)
自分からドアを開けて笑顔で「いらっしゃいませ」と話しかけてみる(心配り)
またはメニューを見てるお客様が視界に入るように(目配り)、
メニューが決まったら注文を取ろうと待機(気配り)、
お客様がメニューから目線を上げた時に声をかけられる前に動く(心配り)。
その小さな行動はお客様にとって「安心感」に繋がります。

えーとさてさて、このまま続くとまーた前置きの長い話になりそうなので今回はここまでで、次回は就職してから編です。今回は調理よりも接客の方が好きだと気付いた専門学校編でした。
今回の大事なことは「目配り、気配り、心配り」「相手が何を求めているかを考え行動すること」でした。
では、またよろしくお願いします!

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